素材編#1【レジン,シェル】
この時期から花粉がきつくなってきますね.コンデンサと音響フィルタはくしゃみでぶっ飛んだ経験があるので気をつけましょう.
今回はIEMをつくるときの素材についてご紹介いたします.
大きく分けて
・シェル
・音を出す部分
の二つじゃないかと思います(雑
これは生成に失敗した野生のクリアシェル.チューニング用とかに使われます
今回はシェルに関連するものを紹介します.
*当ブログに書かれている内容に際して,いかなる不利益が生じても当ブログ主は責任も負いません.あくまで参考程度.「ふ~ん」「ほえ~」程度に受け止めてください.
では早速,,,
⓪ゴム手袋
レジン扱うならば買ってください.これからかかる費用に比べるととても良心的です.
①レジン
・本体用
ウチはNiceFitを使っています.
soundlinkで購入可能です.IEM製作素材を多く取り扱っているので愛用しています.
たまに象さんが一緒に送られてきます.
・接着用
これ↓百均ショップで売ってます
他には星の雫をつかっていたこともありましたが,大きさ的にこちらの方が取り回しがいいんですよね.
・コーティング用
NiceFitのものを使っています.soundlinkで購入可能です.
コーティングに関しては研磨派かコーティング派か研磨してコーティング派とかにわかれますので最初は買わなくて大丈夫です.こんな高い液体なかなかないですよ
②元型
カスタムorユニバーサルで異なります.
カスタムの場合はインプレッションを取得して整形したもの.
ユニバーサルの場合は元となるイヤホン型が必要です.
筆者はユニバでしか作ったことがありません.なのでカスタムはわかりません!
「ユニバは型を取るだけだから楽じゃないか?」その通りなのですが,型探しがとてーも苦心します.3Dプリンタで作るという手もありますが.
多ドラとなると大きなシェルが必要なわけでして...
結論から申し上げますとこれに落ち着きました.
taobaoさんにお任せですね.これ見つけるまで数機の中華イヤホンたちが樹脂に沈んでいきました.
③型取り
ボークスの透明シリコーンを使っています.寒天式があまり肌に合わなかったので消去法で使っています.ここは改善を試みる余地が大いにあります.
ここまででとりあえず型とレジンは揃いました.
あとはUVランプとリューター,やすりを揃えてシェルを作るのですが,ここを表現するのが難しい.
難しい点①
再現性がない.
感覚で作ってるところがあるからです.そもそも私がなぜレジンに紫外線が当たると固まるか説明できない...
難しい点②
オカルト染みてる.
自身のシェル作成の工程に願掛けクラスのものがあり何の役にも立たない.
オカルトの工程が生み出されたのは気泡と黄変のせいです.
というかシェルの作り方云々は多くネットで出回ってるし正直いらなくね・・・??が本心です.他力本願寺.
シェルに関するものはここまでで,次は音を出す部分に触れていきたいと思います.